39年前に福井市で女子中学生が殺害された事件の再審＝やり直しの裁判で、検察は新たな証拠を提出せず、服役した男性の無罪が確実になりました。
前川彰司さん（59）は、1986年に福井市で中学3年の女子生徒が殺害された事件で、懲役7年の判決が確定し、服役しました。
直接的な証拠がない中、前川さんは一貫して無実を訴え、きょう、名古屋高裁金沢支部で再審が開かれました。
検察は有罪の主張を維持した一方で、新たな証拠は提出せず、前川さんの無罪が確実になりました。
無罪が確実となった前川彰司さん「意見陳述の機会をもらいまして、言いたいことは言えたと思います」
判決は7月18日に言い渡されます。