金子恵美氏 情報漏えい兵庫県議処分で維新猛批判「ルールも守れない団体ってどうなの?」参院選にも影響か

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元衆院議員の金子恵美氏(46)が26日、水曜レギュラーを務めるABCテレビ「newsおかえり」(月~金曜後3・40)に出演し、所属する兵庫維新の会から処分を言い渡された2人の県議と、団体としての維新について言及した。
兵庫県知事の疑惑告発文書を巡り維新の県議が「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏に告発者の私的情報を漏らすなどした問題。百条委員会の委員でありながら「秘密会」とされた非公開の会議の音声データを漏えいさせた増山誠県議については「離党勧告」の処分が下された。
ただ金子氏は「百条委員会の情報を流したのは許されない。ただ増山県議がやったことは情報漏えいよりもさらに悪いのは情報隠ぺいだと考えてやったのかもしれない」と、本人に覚悟があった可能性を指摘。維新もそれを踏まえたうえで「離党勧告」にとどまったのではと推測した。
一方で、金子氏も「根も葉もない情報をなぜ出す必要があったのか」と首を傾げたのが党から「除名」という最も重い処分を受けた岸口実県議の行動。委員会のメンバーだった竹内英明県議は岸口県議が流した文書が元で誹謗(ひぼう)中傷を受けるようになり、今年1月に死亡した。金子氏は「虚偽であることであることにプラス、(県議が)お亡くなりになっていることを考えても当然の除名だと思う」と厳しく批判した。
さらに問題視したのは兵庫維新の会のガバナンス。「ルールも守れない団体ってどうなんですか。有権者も思っている」と信頼は地に落ちたと言ってもいい状態。地方にとどまらず今夏の参院選にも影響を及ぼす可能性が出てきた。

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