本来子どもの成長において、親の存在は必要不可欠。ただ、子どもに悪影響を及ぼす“毒親”と呼ばれる親もいる。この言葉は世間に浸透しつつあるが、実態を知るものはどれだけいるだろうか。
両親に強く男の子を望まれながらも、女の子として生を受けた まなみさん(29歳)は、生まれた瞬間からネグレクト・虐待を受け続けていた。
彼女の両親は、彼女をたたきのめす同志のようだった。母は気に障ったことがあればビンタ、二の腕をつねりあげ、1時間以上の怒声が待ち受ける。そして父に報告され、さらに終わりのない怒声を浴びせられることに。そのうえ、1週間は食事は与えられない。