緊急走行中の救急車の通行を妨害したなどとして、三重県警鈴鹿署は3日、三重県鈴鹿市、会社員の男(35)を公務執行妨害、道路交通法違反(妨害運転)両容疑で逮捕した。
発表によると、男は昨年11月27日午前9時50分頃、鈴鹿市肥田町の国道23号で乗用車を運転、緊急走行中の救急車の前方で進路変更や停止を繰り返して進路を塞ぎ、通行を妨害した疑い。救急車が停止すると、車を後退させ、急接近させて救急隊員らの職務を妨害した疑いも持たれている。男は調べに「何度か車の妨害をしたことがある。今回のことかもしれません」と話しているという。
鈴鹿市消防本部によると、救急車は傷病者を市内の病院に搬送中だった。到着が約2分遅れたが、容体への影響はなかったという。