14年にわたる『住職からの性被害』女性僧侶が訴え 天台宗が「懲戒審理」始める 公開での開催求めるも「非公開」で実施

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女性僧侶からの性被害の訴えを受け、天台宗が住職らの懲戒審理を始めました。 天台宗の尼僧・叡敦さんは、約14年間にわたり、四国にある寺の住職(60代)から日常的に性的暴行を受けるなどしたと訴えています。 また、その住職を紹介した親戚の大僧正(80代)に相談したものの、相手にされなかったとして、住職と大僧正2人の僧籍を取り上げるよう、天台宗に求めています。 天台宗はこれまで、寺の現地調査や住職らへの聞き取り調査などを行い、2024年11月に、2人について懲戒審理が相当だと判断。宗内の重大な懲戒事案などを扱う「審理局」に懲戒審理を請求していました。 これを受けて24日、審理局は第1回審判会を開催。叡敦さんは天台宗に対し、審理を公開で行うよう求めていましたが、きょうは非公開で行われました。 天台宗は非公開で審理する理由について明らかにしておらず、「結果が出るめどはたっていない」とした上で「結果を対外的に発表する予定はない」としています。

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