《睡眠のプロが警鐘》寝るときに靴下をはくのは「NG温活」、熱がこもり汗冷えの原因に

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日常の気になる疑問を解決!寝る時に靴下をはくのはいいの?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。
Q.冷え性の人は要注意!寝る時に靴下をはくのはいいの?
A.足が圧迫されることで血流が悪くなるためNG。理想は布団に入るまでの着用です。(睡眠健康指導士 加賀照虎さん)
1月もまだ序盤。まだまだ続く寒さの中で「温活として寝るときに靴下をはく人が増えていますが、これは逆効果です」と、間違った寒さ対策に警鐘を鳴らすのは、睡眠健康指導士の加賀照虎さん。
「靴下をはくことで足が圧迫され、不快感に陥ります。さらに、血流の流れを悪くするので、うまく寝つけなかったり、目が覚めてしまうなど、十分な睡眠がとれなくなることも」(加賀さん、以下同)
睡眠に影響が出るだけでなく、人間の体内の機能上、冷えにもつながるという。
「人間は眠るときに体内の温度が下がるようにできています。そのため、体温を下げるように手足から熱が発散されるんです。その状態のまま、靴下をはき布団に入ってしまうと、熱がこもり、汗冷えの原因に」
靴下をはく理想のタイミングは、布団に入るまでで、寝る前は脱ぐこと。とはいえ、冷え性の人からすれば、直前で脱ぐと、寒さで寝つけなくなってしまいそうだが……。
「実は、普段使われているような靴下には保温性があまりなく、身体を温める効果も大してありません。そのため、圧迫されない睡眠用のものや、冷え性用の靴下を使用するのがおすすめ。吸水性や吸湿性を持つ素材で作られていることがほとんどなので、安心して着用できます」
ただ、一番最適なのは、寝る2時間前の入浴だそう。
「少しの時間でも湯船につかることで体温は確実に上がります。時間がない、めんどくさいからとシャワーで済ますのではなく、きちんと入浴の時間をとることが、寒さを乗り越える秘訣です」

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