立憲民主党の前参院議員・蓮舫氏が12月21日に自身のXを更新。その内容が物議を醸している。
政治担当記者はこう話す。
「12月20日に高市早苗前経済安保相ら約15人の自民党有志グループが参加した会合で、選択的夫婦別姓の導入に反対する意見が相次いだという報道がありました。その報道についてサイボウズの青野慶久社長が《いまだに反対する議員がいるのですね》と投稿した内容を引用し、蓮舫氏は《高市さんご自身も旧姓使用で政治家をされているのにね》などと投稿しました。この文言が誤解を招く可能性があるとされているんです」
さらに、蓮舫氏の投稿には「コミュニティノート」が付けられている。コミュニティノートとは、より正確な情報提供を目的に第三者が「背景情報」を追加できるXの機能のこと。蓮舫氏のポストは誤解を招く可能性があるとして、《高市早苗議員と山本拓・元衆院議員は2021年に再婚した際に山本氏が「高市」姓になっており当該ポストには認識に誤りがあることに注意が必要です》という背景情報が追加されている。
高市氏は2004年9月に元衆院議員の山本拓氏と結婚したが、政治的な立場の違いから2017年7月に協議離婚。しかし、2021年11月に2人が再婚したことを「週刊新潮」がスクープしている。
「最初の結婚の際に高市氏は自身のコラムで、高市姓から山本姓に変わったことを報告していました。結婚後も通称使用で『高市早苗』として政治活動を続けていたんです。離婚後は、高市氏は山本姓から高市姓に戻したため、本名での活動となりました。
再婚後、山本拓氏が高市姓に変えたことを2022年4月に『文春オンライン』が報じ、高市氏は姓を変えることなく現在に至っています。
少し複雑ですが、高市氏が旧姓で活動していたのは2004年から2017年の間だけということになります。つまり、蓮舫氏の指摘は『政治家をされているのにね』と現在進行形のように読めるため、誤解を招くと受け止められたのでしょう。
山本拓氏が高市拓氏になったというのは永田町では知られた話ですから、蓮舫氏もご存じだったはずです」(同前)
これまで与党を厳しく追及してきた蓮舫氏だけに、厳しく指摘されてしまったのかもしれない。