救急車のサイレン「命救うために消せません」 熊本市消防局が動画

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「救急車のサイレンは消せません」――。
5人でつないだ命のバトン 応急手当てのランナーらに感謝状 救急車の出動要請時にサイレンの停止を求める通報者が増えていることから、熊本市消防局がサイレンの重要性を伝える動画を作り、「119番の日」の9日からユーチューブの市公式チャンネルで配信している。制作は九州の消防局で初めてという。 市消防局によると、1日あたり約100件の救急要請のうち、「近所迷惑になる」などと鳴らさないように求めるケースが、多い日には20件近くに上る。中には対象者が意識を失って危険性が高い状況なのに、「目立ちたくない」と訴える例もあるという。

特に新型コロナ禍で在宅時間が増えた2020年ごろから、こうした要求が増えたため、制作を決めた。 動画は「No(ノー) Siren(サイレン), No(ノー) Ambulance(アンビュランス).~サイレンは命のために鳴らしています~」がタイトル。実際の通報を同局職員が再現し、サイレンを止めて来てほしいと要求する通報者に「一刻も早く安全に現場に向かうため必要」と応答する場面などを3分間にまとめた。 道路交通法では、緊急車両の走行時にはサイレンを鳴らして赤色灯をつけるように定めており、同局情報司令課の本田宏課長は「サイレンは交通事故を防いで隊員が安全に現場に向かい、命を救うために必要だと理解してほしい」と求めている。 配信している動画は以下のリンク(https://www.youtube.com/watch?v=oxYJKE9ma18)から。【栗栖由喜】
救急車の出動要請時にサイレンの停止を求める通報者が増えていることから、熊本市消防局がサイレンの重要性を伝える動画を作り、「119番の日」の9日からユーチューブの市公式チャンネルで配信している。制作は九州の消防局で初めてという。
市消防局によると、1日あたり約100件の救急要請のうち、「近所迷惑になる」などと鳴らさないように求めるケースが、多い日には20件近くに上る。中には対象者が意識を失って危険性が高い状況なのに、「目立ちたくない」と訴える例もあるという。
特に新型コロナ禍で在宅時間が増えた2020年ごろから、こうした要求が増えたため、制作を決めた。
動画は「No(ノー) Siren(サイレン), No(ノー) Ambulance(アンビュランス).~サイレンは命のために鳴らしています~」がタイトル。実際の通報を同局職員が再現し、サイレンを止めて来てほしいと要求する通報者に「一刻も早く安全に現場に向かうため必要」と応答する場面などを3分間にまとめた。
道路交通法では、緊急車両の走行時にはサイレンを鳴らして赤色灯をつけるように定めており、同局情報司令課の本田宏課長は「サイレンは交通事故を防いで隊員が安全に現場に向かい、命を救うために必要だと理解してほしい」と求めている。
配信している動画は以下のリンク(https://www.youtube.com/watch?v=oxYJKE9ma18)から。【栗栖由喜】

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