クマ殺処分めぐり「分断を煽るな」の声が… 秋田県議の対応に支持多数「想像力を働かせろください」

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秋田県議会議員の宇佐見康人氏が2024年12月8日、秋田市内のスーパーマーケットで男性従業員を襲い、店内に立てこもったクマが捕獲・処分された件をめぐるクレームについてXで明かした。
報道によると、クマは11月30日に秋田市内のスーパーマーケットで作業中だった従業員の男性を襲い、店内に立てこもった。12月2日に捕獲され、その後電気による殺処分が施された。
宇佐見氏は2日にも「こんなアレなメールが来ましたが、スーパーに籠城していた熊は無事に捕獲されました」として、自身に寄せられた苦情のメールを公開していた。
「熊を生かすことを考えず、殺すことしか考えない野蛮な議員だとは思いませんでした」「もう少し人間以外の山に生きる者たちの命を大切に考えてください」などと訴えるもので、同様の苦情は宇佐見氏のみならず、秋田市にも届いていたという。報道では、クマの殺処分をめぐる苦情の電話やメールが複数あったとしていた。
宇佐見氏は8日、情報・ワイドショー番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)で本騒動が取り上げられたことを受け、改めて投稿を行った。
「市街地熊でも一頭たりとも駆除反対の人からは『分断を煽るな』と電話を頂きましたが」と具体的なクレームについて明かした上で、「分断防止のためにあなたたちが想像力を働かせろください。現場からは以上です」とまとめた。
宇佐見氏の訴えには、「仮に分断を煽ってるなら、マスコミですし、勝手に分断されてるのは熊保護派ですからねぇ」「秋田県の愛誤への対応の仕方が見事!」など、毅然(きぜん)とした対応を支持する声が多い。
宇佐見氏は、自身に寄せられたリプライにも反応している。
「スーパーに食糧が生えてくるとでも思ってるんやろ」とのツッコミには、「これギャグでもなんでも無くて、去年のクレーマーにいましたよ」「家の裏の山で栗拾い中に熊の事故があった高齢者がいたんですが、その時に関東圏の女性から『わざわざ山で熊の餌の栗を拾ってまで食べるなんて賤しい。お店で買えば良いでしょ!』って真面目に電話きました」と返答する。
「県民上げて総反撃するしかない気がします」との声には、「そうですね。彼ら(クレーマー)は自らの(歪んだ)正義を盾に、今まで反論されない人を相手にするか、反論してきたら訳の分からない論理でもっと騒いで、妄想を事実化させてきました。そうさせないためにもしっかりと反論する事が大事ですね」と今後も厳しい対応をとっていきたいとしている。

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