「生産性ない」謝罪応ぜず=重度障害の天畠氏と質疑―杉田総務政務官

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杉田水脈総務政務官は9日の参院政治倫理確立・選挙制度特別委員会で、過去にLGBTのカップルについて「『生産性』がない」などと月刊誌に寄稿したことを巡り、重度障害を持つれいわ新選組の天畠大輔氏の質疑に臨んだ。
天畠氏は「生産性がない者は行政の支援に値しないと断ずる発言に、重度障害を持つ当事者として恐怖を覚えた」と強く批判。杉田氏は「重く受け止めている」と述べたが、撤回・謝罪には応じなかった。
天畠氏は質疑で、「人の価値を生産性で評価する発言の根底には、(障害者施設の入所者らが殺傷された)『やまゆり園事件』を起こした植松聖死刑囚の考えと同じものを感じる」と指摘した。杉田氏は「植松死刑囚と私が同じだという意見を持つ方がいるのは非常に残念に思う」と述べた上で、「障害を持つ方に寄り添い、しっかり生活できる社会の実現に頑張る。まだまだ努力が足りていない」と語った。

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