自民党総裁である石破首相と国民民主党の玉木代表が11日午前、特別国会の召集にあたり国会内で会談した。玉木代表は、衆院選で公約した手取りを増やす政策としての「年収103万円の壁」の見直し実現に協力を求めた。
会談で石破首相は「先般の選挙結果を謙虚に、厳粛に受け止めないといけない。今後の国会運営に関しては、引き続き我々が政権を担わせていただくと仮定して、野党の意見を誠実に謙虚に受け止め、国民に見える形で決定していきたい」と述べた。
玉木代表は「今こそ手取りを増やす経済政策をやるべきだと」と指摘した上で「その鍵となる政策が我々が訴えている103万円の壁を引き上げる、基礎控除引き上げる政策なので、これはぜひ協力してください」と要請した。
さらにサイバー防御態勢の強化に加え、政治改革について政策活動費の廃止、旧文通費の公開と残額の国庫返納、第三者機関の設置に関し臨時国会で法改正を実現すべきだと求めた。