セブン‐イレブンの弁当の“上げ底”がここ最近問題視されている。上げ底とは容器の底を不自然に上げることでご飯のボリュームを多く見せることだ。上げ底の被害に遭ったと思う人は少なくないのか、SNSでは数年前から現在に至るまで、上げ底を親の仇(かたき)のように憎悪する声が多い。
ただ、ここ最近上げ底だけではなく、また新しい“手法”の目撃談がSNSに寄せられている。それは「底を上げるのではなく、蓋を下げてご飯の量を少なくする」というもの。丼ものやカレーといったメニューは混ざった状態で提供すると、ご飯が具材を吸ってベッチャリとしてしまう。それを避けるため、具材を乗せた容器を蓋のようにして、ご飯の入った容器の上にセットして販売されることが一般的。
しかし、具材の入った容器の底が深かったために、下のご飯が思っていたよりも少なかったと嘆く人をしばしば見かける。上げ底ならぬ“下げ蓋”とも呼べそうなこの現象の、実状を検証したい。
◆メンチカツカレーとロースかつ丼の容器を測定