泉房穂氏は斎藤前知事“口撃”で炎上、立花孝志氏は生放送ナシ…兵庫県知事選に「テレビ局は四苦八苦」

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パワハラ問題や“おねだり疑惑”が取りざたされたことで辞任した斎藤元彦前神戸県知事が10月31日告示、11月17日投開票の兵庫県知事選に出馬。それに対し、前明石市長の泉房穂氏が、斎藤氏を批判したところ、ネット上では反論が殺到している。
告示前日の10月30日に、泉氏は自身のXを更新。
《兵庫県民の1人として兵庫県内で暮らしていると、『斎藤知事がんばれ』などという声はほとんど聞かない。「兵庫県民として、今の兵庫県の状況が恥ずかしい」との声が大半だ。SNS上で作られた一部の世論によって、兵庫県が間違った方向にいかないことを切に願っている……》
と斎藤知事の人気はSNSが作り上げたものだと言わんばかりの心情を吐露。
するとその投稿を引用する形で、明石市議会議員の石井宏法氏が斎藤氏の周りに人だかりや行列ができている映像をアップ。
《泉さん。。。あなたの最寄りの明石駅です。あなたはウソを付いてまで、テレビ利権や既得権益を守る側の人に成り下がったんですね》
さらに一般ユーザーが次々とXに
《たくさんの人が応援に来ています》
《写真撮影に行列ができてますけど?》
などと泉氏の主張に反論している。
泉氏は10月27日投開票の衆議院選挙の期間中、一部のニュース番組に呼ばれなくなった。
「兵庫9区には西村康稔元経済産業相が出馬したのですが、同じ選挙区に出馬した立憲の新人、橋本慧悟県議は’23年の県議選で泉氏率いる政治団体から出馬しています。泉氏の“一番弟子”ともいえる存在。放送法に基づき、選挙中の公平性が保たれるとは思えず、番組は泉氏の出演を見送りました。結局西村氏が当選し、橋本氏は敗北しましたが、比例復活となりました」(在阪情報番組関係者)
泉氏はこういった処遇に
《テレビ局の上層部が現場に圧力をかけているというのが実態です。この国は政治もマスコミも腐っており、それをいかに変えていくのかが課題だと思っています……》
と憤慨していた。
泉氏が出演できなくなったことについて、同調する意見も多数あるが、一方で批判の声も上がっている。
だが、兵庫県知事選が終わるまで、
「泉さんを出演させる番組は減るだろう」
と話すのは、在阪のワイドショー関係者だ。
「泉さんは番組に出演しているときはいつも強烈に斎藤前知事を批判しています。明石市長の当時も斎藤さんはまともに向き合わず、泉さんの電話番号を着信拒否していたそうです。そういう因縁もあってか、阪神・オリックスのパレードのキックバック問題のほか、公約での女性副知事採用や少人数学級公約を実現できていないことなども指摘し続けてきた。パワハラ問題などが明るみに出始めたころと、選挙中では全く扱いが違うので、泉さんを生放送などに出演させることは非常にリスキーです。下手したら番組責任者のクビが飛ぶレベル。これをマスコミの圧力と言われても困惑しますね……」
さらには、兵庫県知事選にはNHK党党首の立花孝志氏も立候補。特に地元の関西ローカル局は、今回の県知事選にはナーバスになっているようだ。
「泉さんの件もそうですが、立花氏は亡くなった県庁職員について暴露しています。実際に知事選立候補予定者の討論会を放送した情報番組『news おかえり』(ABCテレビ)は、立花さんの生出演を断って、VTR出演にした。本人は相当、怒ってましたけど、さすがに亡くなられた方のプライバシーを生放送でぶちまけられたら、大問題です。全国的に注目されている選挙ですが、関西のテレビ局は候補者の扱いやコメンテーターの人選に、本当に頭を抱えていますよ」(前出・情報番組関係者)
兵庫県知事選には、斎藤氏、立花氏以外に、前参院議員・清水貴之氏、前尼崎市長・稲村和美氏、共産党推薦の大沢芳清氏、会社社長・福本繁幸氏、会社社長・木島洋嗣氏ら合計7人が出馬。過去最多の激しい選挙となっている。
11月17日には新知事が誕生する。波乱を呼んだ斎藤氏の運命はいかに――。

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