広島の強殺未遂、容疑者は野村証券の元社員…営業担当で顧客の高齢夫婦狙う

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広島市で7月、高齢夫婦が薬物を飲まされて住宅に放火され、約2600万円を奪われる事件があり、野村ホールディングス(HD)は1日、広島県警に10月30日に強盗殺人未遂容疑などで逮捕された神奈川県葉山町の無職の男が、傘下の野村証券の元社員だと明らかにした。
野村HDの北村巧・財務統括責任者は1日の決算記者会見で「元社員が逮捕されたのは極めて遺憾だ」と述べた。男は事件当時、営業を担当し、顧客だった夫婦宅を訪問していたという。すでに懲戒解雇処分にしたとしている。
野村証券は、国債先物取引で相場操縦を行ったとして、金融庁から10月30日付で金融商品取引法違反による課徴金2176万円の納付命令も受けている。
北村氏は不祥事が相次いでいることについて「お客様の信頼を失うことになってしまった。高い職業倫理と責任感を持って仕事に取り組み、信頼回復に努めたい」と陳謝した。

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