れいわ新選組の山本太郎代表が18日、大阪駅御堂筋北口で演説を行った。
気温24度、10月とは思えぬ湿気をまとった大阪駅は、山本代表の演説を聞こうと全国から集まった支援者や野次馬でごったがえし、汗ばむほどだった。演説場所には、ドラムやキーボードが設置されており、演説15分前から生バンドの演奏が披露され、せっかちな関西人の心を癒していた。
山本氏が現れると、集まった人たちから大きな拍手がおこった。同党を立ち上げるきっかけや党の公約を説明し「政治に大きな風穴を開けさせてほしい」とし、投票を呼びかけると再び大きな拍手があがった。
山本氏は衆院選の公示日15日に緊急入院から退院したことを報告していた。アナフィラキシーの疑いのためだという。
「最近、入院してたんですよ。ごはん食べて、家帰ったら、体中ブツブツだらけになって、そのまま寝ようかなと思ったんですけど、あまりにもブツブツが多いんで怖くなって、救急病院調べて、自分で行ったんですね。そしたら『入院してください』って言われたんですよ。注射1本打ったら治るかなと思ったんですけど、そうじゃなかった。24時間安静にしてなきゃいけないからとりあえず入院だって『次の日の昼まで病院から出れません』って言われて、病院出て、すぐ大阪を目指しました」と明かした。
さらに「だって重要じゃないですか、大阪。関西の皆さんのために全力を尽くしたいと思います。だって私、兵庫県出身ですから」と言うと、大きな拍手と歓声があがった。
夜8時まで演説をし、その後30分間、集まった人たちとの記念撮影や握手に応じた。その行列は約400人にのぼった。