「なんで同じベッドに寝てる女が他の男のこと…」ジャニヲタを妻に持った夫たちのリアルな本音《賛成は2割、反対は…》

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ジャニーズ事務所のタレントマネジメント業務が、新たなエージェント会社STARTO ENTERTAINMENTに移管された今でも、同事務所ゆかりのタレントを応援する人たちは“ジャニヲタ”と呼ばれています。
【実際の写真】ある元ジャニーズグループのコンサートに詰めかけたファンたち。既婚者らしき女性も多いが…
ジャニヲタの女性がどんな人たちか? ということは、多くの場合、揶揄するようなまなざしで報道されます。一部の人によるチケットの高額転売、ロケ地でのルール無視、交通機関でのマナー違反などがクローズアップされ、“ヤバイ人”とか“男性にモテないから現実逃避してる人”といったレッテルを貼られることも少なくありません。
しかし実際は、ジャニヲタのほとんどは“普通の人”であり、既婚者も多くいます。
では、彼女らの夫は他の異性を思ってうちわを掲げ、ペンライトを振っている妻を見てどんなことを思っているのでしょう。ジャニヲタの夫たちは、永遠のNTR(ネトラレ)なのでしょうか?
4人の夫たちに、リアルな胸の内を訊きました。
写真はイメージです AFLO
「乱暴な言いかたをすれば『俺の妻なのに、他の男の都合で動いてる』というような不快感があります」
Aさん(36)は、同い年の妻と6歳の娘の3人暮らし。妻は「なにわ男子」の大橋和也さん(27)のファンです。

「妻はもとからアイドルファンだったわけではなく、ママ友に誘われて『なにわ男子』のコンサートに行ってから様子がおかしくなりました。『ファンサをもらった』と熱に浮かされたように語り続け、ずっと犬の写真だったスマホの待ち受けもあっさり大橋くんに変わりました。
それでもまぁ、めずらしい経験をしたから興奮しているだけでそのうち落ちつくだろうと思っていたんですが、結局どんどん推し活にハマっていきました」
Aさんは妻がジャニヲタになったことにハッキリ否定的です。とりわけ、日常生活にジャニーズが食い込んでくることが気になると言います。
「苦々しいことに、ママ友やネットで知り合ったヲタ友やらが、いろいろ手ほどきして妻の活動を後押しするんです。
帰省や旅行の相談をしても『この期間はツアーが入ると思うから空けておきたい』と渋るし、めずらしく親子3人で遊びに行こうと誘われたと思ったら、その場所がなにわ男子のロケ地だと後でわかって微妙な気持ちになりました。家の中も、タオルやスリッパが少しずつメンバーカラーの緑に揃えられていき、じわじわ侵食されているんです」
それでもAさんがギリギリで精神状態を保っているのは、妻が“家族そっちのけ”という状態には至っていないことが理由でした。
「妻は家事に手を抜いているわけではないし、なにわ男子のファンになったおかげでパート仲間とも話が弾んで楽しいと言っています。推し活代もパート代の中でやりくりしているので、責めるところはありません。ありませんけど……このなんとも言えない口惜しさはなんでしょうか。
先日、疲れてベッドに入ったら妻が背を向けたまま推しの動画を観ていました。時折肩をふるわせて笑ったり、はぁ~っと吐息をつくのが伝わってきて……。
なんだかもうわけのわからない感情があふれて『なんで同じベッドに寝てる女が他の男のこと考えてるんだよ!』って声を荒げてしまったんです。
妻は面食らって『はぁ? 大橋くんはアイドルなんだけど、何言ってんの?』と、ゴミを見るような目をして寝室を出て行きました。自分の心がせまいのでしょうか」
最近では6歳の娘も妻と一緒になにわ男子の動画を観るようになり、ますます孤立を深めているというAさん。決定的な破綻は起きていませんが、不満は蓄積している、という「不満層」と言えるでしょう。
「たがいの趣味には口出ししない」というBさん(40)の妻(39)は、フルタイムで働くKis-My-Ft2ファンだそう。
「うちは、趣味に関しては不干渉ですね。妻は推し活で年中あちこち飛び回っていますが、僕は僕で好きにさせてもらっています。釣りが趣味なので早朝から出かけたり、遠征釣行にもよく行きます。夫婦の駆け引きがあるとしたら犬の世話くらいでしょうか。2人そろって家を空けるわけにはいかないので、相談して遠征の日程をずらしたり、帰宅時間を調整したりしています。
2人とも自分のフィールドを守りたいタイプなので、別行動できる趣味があるのはいいことだと思っています。それでもルールは決めていて『自分の趣味を家計や共有スペースに持ち込まないこと』は厳守です。たまにリビングに彼女の推し活グッズや僕の釣り道具が置いてあると“メルカリに出しちゃうよ~?”と脅し合うのもお約束です(笑)」
他人の趣味に文句を言わない、という現代的な関係をうまく築いているように見えるBさんですが、実は強烈な“失敗体験”があったと言います。
「実は元カノが“いつも2人でいたい”というタイプですごく苦労したんです。興味がないのに釣りに無理矢理ついてきて退屈そうにしたり、僕が友人と会うのもいやがったり。依存されるのに疲れて別れましたが、夢中になれるものがない人ってだるいなと思ってしまいました。

だから、キスマイさんには“妻の相手をしてくれてありがとう!”みたいな気持ちまであります。妻のほうも、僕の趣味を同じように思ってるんじゃないかな」
嫉妬する気持ちについて質問すると、「10代ならともかく、アイドル相手に嫉妬したりしませんよ」と余裕顔のBさん。たがいの「放っておいてほしい」という気持ちがかみ合ったケースのようです。
中には、一緒にジャニヲタをやっているという夫婦もいます。グループによっては、コンサートで男性ファンが5%くらいを占めることもあります。Cさん(27)はジャニヲタ一家で生まれ育ち、妻(26)との出会いも推し活現場だったと言います。
「僕は母が嵐ファンで、姉も好きだったので生活の中に自然にジャニーズがいました。男の子はめずらしいのでライブでタレントさんが構ってくれたり、ファンのお姉さんにも可愛がってもらったり、楽しい思い出がいっぱいあります。だから、大体のヲタさんはまともな人だとわかってもいました。

妻と出会ったのも、家族でSexy Zone(現timelesz)の握手会に並んでいるときでした。順番を待つ間なんとなく姉と妻が話しはじめて仲良くなり、それがきっかけで一緒にライブに行くようになって交際が始まりました」
Cさんは夫婦でジャニヲタというケースが少ないことはわかったうえで「でもディズニー好き、ジブリ好き、ハリポタ好きという夫婦は普通にいますよね?」と言います。

「僕たちの推し活もまったく同じで、ライブ参戦はディズニーランドやUSJへ行くのと変わりません。10年以上timeleszを見守ってきたし、これからもずっと見ていきたいので、自分の伴侶はジャニヲタでなければ務まらないと思います。妻とはメンバーの休養や卒業の切なさをわかちあってきたので、推し活においては戦友のような関係ですね」
「なんなら、妻より僕のほうが強火まである」と笑っていたCさん。困るどころか、「ジャニヲタでなければ務まらない」という言葉に頼もしいものを感じました。
最後にご紹介するのは、妻の推し活を歓迎してはいないけれど、惚れた弱みで……というケース。Dさん(32)が「僕の推しは妻かもしれない」という奥様(28)は、Hey! Say! JUMPのファン。コンサートでも人目を引く美貌の持ち主です。
「妻は重度のジャニヲタですが、美人なのでノーダメージです。よく“可愛いから許す”とか“イケメン無罪”とか言いますよね? あれは僕にとっては本当にそのとおりで、妻が綺麗だから何でも許せる、という状態です。
妻の推しは山田涼介さんですが、ゲームにマイナスのイメージを持つファンでも、美形の山田さんがやっていれば何でも“尊い”になる。でも普通の男が同じことをしていても同じ感情にはならないでしょう」
そして一般的にはネガティブに受け止められがちなジャニヲタという属性が、意外性になって妻の評価が上がるのも嬉しいと言います。
「『うちの妻はジャニーズが好きで……』と話すと、可哀そうに思われることもあるんですが。実際に妻に会うと、イメージと違って拍子抜けすることが多いようで“あんなに美人なのにジャニヲタってギャップがいいね”とか“参りました”みたいになるんです。

それと妻は『いつも元気で推しに会いたいから』と、MVを観ながら運動したりウォーキングしたり、推し活を美容と健康に活かしているのもいいんですよね」
元々の関係性によって相手の趣味への許容度が変わるのは自然ですが、ルックスによる影響も小さくはないのが現実なのでしょう。
体感では妻のジャニヲタ活動への反応は、反対2割、不干渉6割、賛成2割ぐらいに見えます。
では、ジャニヲタの夫が“許せる”ラインと、愛想を尽かすボーダーラインはどこにあるのでしょう。
〈ジャニヲタ妻の推し活に夫が“愛想を尽かす”3つのパターン「別グループファンとレスバトル」「ある日警察が…」〉へ続く
(みきーる)

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