「児童が担任からいじめ」母親が涙の訴え 被告の八代市は「事実と異なる点」争う方針

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八代市の小学校で、児童が担任からいじめを受けたとして市に損害賠償を求めている裁判。母親が法廷で思いを訴えました。
訴えを起こしているのは八代市立の小学校に通っていた当時小学3年の男子児童です。訴状などによりますと、おととし、母親が「サバアレルギーの可能性がある」と学校に伝えていたにも関わらず、児童が給食で担任教諭にサバを食べさせられ体調を崩したということです。
また児童に暴力をふるっていた同級生に「一発だけよ」と言ってさらに殴らせるなど、担任からのいじめで児童が不登校になったと主張しています。児童はその後PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断され転校しました。
児童と両親は不登校やPTSDの発症は担任によるいじめが原因として、八代市に555万円あまりの賠償を求めています。1回目の裁判には児童の母親が出廷し「大人と話すことができなくなり、転校した現在もカウンセリングを受けている。心に傷を抱えて生きていかなければならない事実を直視してほしい」と涙ながらに訴えました。一方、被告の八代市は事実と異なる点が多々あるとして争う方針です。

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