田中聖被告、覚せい剤入手ルートをめぐり供述が一転! 弁護士は「減刑目的」の可能性を指摘

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送検される田中聖(7月22日)
覚せい剤取締法違反で逮捕され、公判中の田中聖(こうき)被告をめぐり、波紋が広がっている。
田中被告は2022年2月、名古屋市内のホテルで覚せい剤を所持していたとして、愛知県警により逮捕された。6月20日に執行猶予つきの判決を受けていたが、その9日後、千葉県内で、またも覚せい剤を所持した疑いで柏署に現行犯逮捕された。
「田中被告は取り調べで、覚せい剤の入手経路を問われた際、『6月に密売人から買った』と供述していました。しかし、10月27日の第2回公判において、供述が一転。『家にあったものを使いました』と延べたのです。
田中被告が愛知県内で逮捕された際、愛知県警による家宅捜索がおこなわれています。もし、田中被告の証言が事実だとすれば、愛知県警は覚せい剤の押収に失敗した、という汚名を着せられることになります」(週刊誌記者)
田中被告の供述が変わったことにより、失態の疑惑を着させられた愛知県警。だが弁護士の若狭勝氏によれば、こうした家宅捜索での「押収漏れ」は珍しいことではないという。
「今回の件は、いわゆる『ガサ漏れ』と呼ばれる案件。目立つような場所にあるものを押収し損ねたら問題ですが、隠しておいたものまで完璧に押収するのは難しいことです。今回は、有名人の薬物使用という注目を浴びる事件だったので、目立ってしまったのでしょう」
むしろ若狭氏は、田中被告が供述を変えたことについて、減刑を狙っての可能性を指摘する。
「検察サイドが『どこから入手したのか』を立証するのは至難の業なので、『密売人から買った』と述べようが、『自宅に残っていた』と述べようが、どちらかと断定することは難しい、と弁護側は判断したのではないでしょうか。だとすれば、密売人から買うよりも、自宅に残っていたものを使用したとしたほうが、情状面での印象は多少はよくなりますから」
もしそうだとしたら、田中被告の“悪あがき”に警察が巻き込まれてしまったということか……。

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