古舘伊知郎が憤り “疑惑だらけ”斎藤知事問題の一番のポイントは「言葉遣い」 元アナさすがの視点

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フリーアナウンサー古舘伊知郎(69)が、4日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。斎藤元彦兵庫県知事(46)を巡る疑惑告発文書問題について言及した。
斎藤氏は、県庁職員らへのパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐり、同県議会の調査特別委員会(百条委員会)で証人尋問を受けた。尋問の中で斎藤氏はパワハラの認識について問われ、そのたびに「合理的な指摘」「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会とか第三者委員会が判定するものだと思う」などと返答。最後までパワハラを認めることはなかった。
古舘は「パワハラ、税金キックバック、おねだり…県庁職員のアンケートでも多くの疑惑が明らかになるも百条委員会の証人尋問では否定を貫く斎藤知事。辞職を迫られる中でも知事を辞めない理由とは」というテーマで、この問題について言及。「まったく辞めない、なんでだよ、と思ってる人が少なからずいると思うんですよね。何であの人物が辞めないのか。これに関して真剣に考えてみたい」とした。
その中で、8月30日の百条委員会に触れ、「終始、自分だけの認識。終始、自分だけの理屈100%オンパレードでしたね。大したもんだな、ぶれないな、揺らがないなと思いましたよ」とチクリ。「自分を守りますね~」とあきれかえった。
続けて「私が一番ポイントにあげたいのは、“言葉使い”なんですよ」と指摘。「職員に不快な思いをさせたとしたら申し訳ない…“させたとしたら”という仮定で申し訳ないって言ってるんですね。素直に謝ってないんですよ」と、知事の謝罪の言葉に引っかかりを感じた様子。
「これ、意訳すると“自分は悪くないと相変わらず思ってますよ、職員の理解力にも関わっていると思いますよ。ただ、結果として職員に不快な思い嫌な思いをさせたとしたら、これはみなさん悪かったねと思っています”と言っているんですよ」と説明し、「とんでもないですね」とチクリ。「私はこういう言葉が思い浮かびました。僕はあんな超エリートの知事ではないですけど、万人に言えるかなと思うのは…『踏まれたものの痛みというのは、踏んだものには分からない』という言葉があります。これ、本当にその通りで」と一つの言葉を紹介し、「その権化が、あの斎藤知事だと思うんです。超エリートで、踏まれたことなんてないって自覚がある人は、踏まれた者の痛みは分かるわけない。どんなに痛みを伝えたって、それって何っちゅう話だと思うんですよ」と私見を述べた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。