【茨城撤退】「ヴィトンも終わりなんだなと」ルイ・ヴィトン撤退で地元市民から落胆の声 専門家「インバウンドは大都市に偏った需要」

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高級ブランドの代名詞、フランス「ルイ・ヴィトン」の茨城にある直営店が年内に閉店することが決まり、地元市民からは「すごく残念」といった惜しむ声が多く聞かれた。一方で専門家は撤退について、「大都市に集中した方がブランド店としても効率がいい」と指摘する。
茨城・水戸市にある110年以上の歴史を持つ水戸京成百貨店。
その1階にあるルイ・ヴィトンが2024年のクリスマスで営業を終えることが分かった。
寝耳に水の街の人は「(Q:水戸京成店がなくなる)えー!そうなんですか!?びっくりですね、大きな店舗がなくなるのは。クリスマスのときとか、パパにねだったりするのに見ていた」と話した。
また、娘へのプレゼントを購入したばかりだという女性は、「(娘へのプレゼントで)ネックレス。成人のお祝いでファーストジュエリーとして買った。(自分の財布も)ここで買った。15年くらいになるかも。(閉店は)すごく残念」と話す。
店舗のショーウィンドーをじっくりと眺めていた70代男性は、「ヴィトンも終わりなんだなと、ここを通ったらあまりにも正面がきれいだった。(京成百貨店の)顔みたいに感じていた。なくなるのはちょっと寂しい」と語った。
今回のルイ・ヴィトンの撤退について、専門家に話を聞くと…。
流通アナリスト・中井彰人氏は、「インバウンド自体は非常に盛り上がっているといわれるが、(インバウンドは)大都市に偏った需要である。大都市に集中した方がブランド店としても効率がいい」と指摘する。
日本に60近くあるルイ・ヴィトンの直営店。 関東を見ると、東京都内には16店舗あるのに比べ、茨城県にはこの1店舗しかない。ウェブサイトによると、水戸京成店は閉店に伴い、店舗での修理品の受け付けも9月30日で終了するとしている。(「イット!」 9月3日放送より)

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