室内プールで基準値8倍のレジオネラ属菌、69人が体調不良…長野県上田市「アクアプラザ上田」

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長野県上田市の市営室内プール施設「アクアプラザ上田」(上田市上塩尻)の造波プールなどから基準値の約4~8倍のレジオネラ属菌が検出された問題で、市は8月30日、体調不良を訴えた利用者が69人に上っていることを明らかにした。
県上田保健所によると、別に1人がレジオネラ症で入院している。市は菌が検出された28日までの15日間で、造波プールを利用した客が約9000人に上るとみており、連絡を呼びかけている。
市スポーツ推進課によると、菌が検出されたのは同施設内の造波プールとジェットバス。市内の医療機関からレジオネラ属菌による入院患者の報告を受け、県上田保健所が21日に水質検査を行っていた。
市は当初、健康被害は確認されていないとしていた。利用者の1人がレジオネラ症を発症していることを認める一方で「施設の利用が原因であるかは不明」としている。市は14日から28日までにプールを利用して体調不良となった人は、アクアプラザ上田(電話0268・26・2626)へ連絡するよう呼びかけている。

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