「脱衣所に勝手に入り」…36歳高校教師「勤務する学校の合宿棟で小型カメラ盗撮か」呆れた犯行動機

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女子生徒が小型カメラを見つけたのは、脱衣所を掃除している時だった。
「なんでこんなところにカメラが……」
生徒は教師に相談。報告を受けた教頭が「調べてほしい」と110番通報し、警察がカメラを解析すると、女子生徒たちの盗撮動画が数十点も見つかった――。
8月26日、埼玉県警大宮署が建造物侵入と性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで逮捕したのは、さいたま市内に住む高校教諭・鈴木綾斗容疑者(36)。鈴木容疑者は、勤務する同県内の高校の校舎に小型カメラを設置し、女子生徒らを無断で撮影したとされる。
「逮捕容疑の事件は8月17日に起きました。鈴木容疑者は午後4時前に学校のキーボックスからカギを持ち出し、合宿棟にある女子浴場の脱衣所へ侵入してカメラを設置。夜10時から11時ごろ、10代の女子生徒数人が着替える様子を撮影したとされます。
翌18日に偶然、清掃中だった女性生徒が床に落ちていた小型カメラを発見。学校側が警察に通報すると、SDカードから別の日に撮影されたと思われる複数の女子生徒の盗撮動画数十点が見つかったのです。カメラの所持者を割り出し、鈴木容疑者の犯行が浮上しました」(全国紙社会部記者)
フライデーのカメラマンは、8月27日に行われた鈴木容疑者の送検を撮影。護送車の後部座席に座った鈴木容疑者は終始、両手で顔を覆っていた。
調べに対して、次のような呆れた犯行動機を口にしているという。
「女子の脱衣所に勝手に入りカメラを設置したことは間違いありません。女子生徒の裸が見たくてカメラを設置しました」
昨年8月には大手中学受験塾の元講師が、複数の女子生徒を盗撮していたことが発覚。SNSで拡散させていたとして社会問題となった。
「『こども家庭庁』は’26年内に、教師など子どもと接する仕事に就く人について、事業者に性犯罪歴の確認を義務づける『日本版DBS』をスタートさせることを決めました。子どもたちへの性犯罪防止に一歩前進したといえます。ただ、義務づけられるのは学校や幼稚園などの公的施設。学習塾やベビーシッターなどは任意となるなど、議論が必要な点も多々あるんです」(前出・記者)
警察は、鈴木容疑者に余罪があるとみて捜査を進めている。

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