憧れた白バイで全国大会優勝 27歳巡査長、J1で活躍した父の縁

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交通違反を取り締まる白バイ隊員の運転技術を競う2022年の「全国白バイ安全運転競技大会」で、茨城県警交通機動隊の黒崎琴己巡査長(27)が女性の部で個人総合優勝を果たした。自他共に認める「負けん気の強さ」でつかんだ1位。「身に付けた技術を取り締まりに生かしたい」と意気込んでいる。
【動画に登場する日本一の白バイ隊員】自他共に認める負けん気の強さ 大会は10月8~10日にひたちなか市内で開かれ、女性は29都府県警の49人が参加した。黒崎巡査長は、直線に並べたコーンの間を走ったりする「バランス走行」で4位、体を傾けてS字などの曲線コースを走る「傾斜走行」で2位となり、総合優勝に輝いた。

神栖市出身で、父はサッカーJ1・鹿島アントラーズなどで活躍した黒崎久志さん。父の移籍に伴い引っ越した新潟県の幼稚園行事で白バイに試乗して以来、警察官に憧れてきた。 16年に任官し、2年後に念願の交通機動隊員に。女性の筋力でも重い車体を扱えるよう練習を重ね、上司や先輩に動画を撮影してもらって体の動きを確認するなどして「優勝だけを目指してきた」。 大会ではバランス走行で遅れたことに悔いが残るというが、総合優勝に「夢じゃないかとをつねるほどうれしかった」と喜ぶ。指導者の一人の会沢則之・小隊長は「最初に隊に入った時から、できないことがあると悔しくて泣いてしまうほど負けん気が強い。休みの日にも練習を積み重ね、結果が付いてきた」とねぎらった。 この4年ほどは運転技術の向上に専念してきたが、11月から白バイでの取り締まり実務を担う。「声を掛けても気付かなかったり逃げたりする人がいて急旋回することや車の間をすり抜けることもあるが、培った技術で安全に、速やかに取り締まりたい」と、準備は万端だ。【長屋美乃里】
自他共に認める負けん気の強さ
大会は10月8~10日にひたちなか市内で開かれ、女性は29都府県警の49人が参加した。黒崎巡査長は、直線に並べたコーンの間を走ったりする「バランス走行」で4位、体を傾けてS字などの曲線コースを走る「傾斜走行」で2位となり、総合優勝に輝いた。
神栖市出身で、父はサッカーJ1・鹿島アントラーズなどで活躍した黒崎久志さん。父の移籍に伴い引っ越した新潟県の幼稚園行事で白バイに試乗して以来、警察官に憧れてきた。
16年に任官し、2年後に念願の交通機動隊員に。女性の筋力でも重い車体を扱えるよう練習を重ね、上司や先輩に動画を撮影してもらって体の動きを確認するなどして「優勝だけを目指してきた」。
大会ではバランス走行で遅れたことに悔いが残るというが、総合優勝に「夢じゃないかとをつねるほどうれしかった」と喜ぶ。指導者の一人の会沢則之・小隊長は「最初に隊に入った時から、できないことがあると悔しくて泣いてしまうほど負けん気が強い。休みの日にも練習を積み重ね、結果が付いてきた」とねぎらった。
この4年ほどは運転技術の向上に専念してきたが、11月から白バイでの取り締まり実務を担う。「声を掛けても気付かなかったり逃げたりする人がいて急旋回することや車の間をすり抜けることもあるが、培った技術で安全に、速やかに取り締まりたい」と、準備は万端だ。【長屋美乃里】

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