梅毒感染、初の1万人超え 不特定多数と性行為で拡大

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梅毒の病原菌「梅毒トレポネーマ」の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)
国立感染症研究所は1日、今年報告された梅毒の感染者数が累計で1万141人との速報値を発表した。現在の調査方法になった1999年以降、年間で1万人を超えたのは初めて。交流サイト(SNS)やマッチングアプリなどで不特定多数の人と出会って性行為をすることが感染拡大の一つの要因になっている可能性があるとの見方もある。
海外からの流入の影響を心配する声もあったが、新型コロナウイルスの流行で水際対策が強化されても増加したことから、国内で性行為を通じて感染が連鎖し広がっている可能性が高い。
感染者数は過去10年ほどの間、減少した年もあるが基本的に増加傾向だ。

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