「手洗いが不十分で手袋の着用もなかった」京急百貨店うなぎ集団食中毒で横浜市保健所が調査状況を発表

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横浜市の百貨店で販売されたうなぎで集団食中毒が発生した問題で、保健所は原因について「手洗いが不十分で手袋もしていなかったことなどが原因の可能性がある」などと発表しました。
この問題は、土用の丑の日だった先月24日とその翌日に、横浜市にある京急百貨店内の「日本橋鰻伊勢定」で販売された弁当や蒲焼きを食べた150人以上が下痢や嘔吐などを訴え、そのうち90代の女性が死亡したものです。
この食中毒の原因について、横浜市保健所は「調理をしていた従業員の手洗いが不十分で、手袋の着用もなかったことから、従業員の手指を介した可能性がある」などと発表しました。
この他にも「弁当が長時間保管されたこと」や、「生産能力を上回る調理を行ったことで、いつもの調理工程と異なる作業や保管が生まれたこと」が原因になった可能性があると指摘しています。
調理場の作業台からは、体調不良を訴えた人から検出されている「黄色ブドウ球菌」が検出されたということです。
営業禁止処分を受けている「伊勢定」などの処分解除のめどは立っていないということです。

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