埼玉の県立高共学化論争、別学維持求め生徒・卒業生ら3万人超の署名提出…女子高生徒「私たちの話聞きながら考えて」

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埼玉県立高の共学化を「早期に実現すべきだ」とする県の第三者機関からの勧告を巡り、浦和高など県内の別学高校全12校の生徒ら約50人が23日、県庁を訪れ、別学維持を求める3万4461人分の署名を県と県教育委員会に提出した。
別学高に加え、共学の大宮高、さいたま市立浦和高の生徒や卒業生の有志らが昨年12月から、オンラインで署名集めを開始。ほかにも街頭などで呼びかけ、3万人超の署名を集めた。この日は署名と、生徒たちとの対話を求める要望書を提出した。
受け取った県教育委員会の依田英樹高校改革統括監は「参考とさせていただく。将来の後輩となる中学生のことを考えた要望で、大変感銘を受けている」と答えた。
女子高の生徒(16)は「私たちの話を聞きながら考えてほしいという思いで来た。私は女子高で救われているので、中学生のみなさんの選択肢の一つとして守っていきたい」と話していた。
県教委は8月末までに、第三者機関の勧告への対応を報告するよう求められている。

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