《女は来るな!》人気うどん店が“女子トイレなし”で炎上「なぜ作らなかった?」を広報に聞く

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福岡県の北九州市を中心に、九州や関西で69店舗を展開している人気うどんチェーン『資(すけ)さんうどん』。7月13日から15日までの期間限定で、東京にも店舗がオープンし、一時は400人以上が行列を作っていた。
【写真】「男性用」と「多目的用」の2種類のみ、実際の店舗にあるトイレ
「“北九州のソウルフード”と言われており、サバや昆布、しいたけなどでとった出汁と、もっちりとした麺が特徴です。牛肉とゴボウの天ぷらを乗せた『肉ごぼ天うどん』が名物で、東京の期間限定店舗でも販売されました」(グルメライター、以下同)
大好評のうちに幕を閉じた期間限定の店舗。今冬には正式に関東にも出店すると発表して、大きな話題となっている。
しかし、ネット上では『資さんうどん』の店舗を巡り、議論が起きている。X(旧ツイッター)に1枚の写真が投稿されたことがそのきっかけだ。
「期間限定の店舗に関するネットニュースを引用するかたちで、『資さんうどん』のトイレ写真が投稿されました。投稿したユーザーによると、そのトイレは期間限定店ではなく、既存店のもの。2つのトイレのドアが映っているのですが、“男性専用”と“多目的と女性用の共用”だったことで、賛否の声が溢れたのです」
念のため、この写真が『資さんうどん』の店舗なのかを確認すると、
「間違いございません」(広報担当者)
とのこと。写真を投稿したユーザーは、
《資さんうどん、多目的トイレと男子トイレの二つだけで、女子トイレがなかった 私が入った後、普通に男の人入って行ったよ… 何で女子トイレないの?》
と、疑問を投げかけていた。
この投稿は1000万インプレッション(表示回数)を超え、
《女は来るな!っていう企業努力やな》《車椅子、おむつ替えも男トイレでできるようにするべき》《盗撮、ナプキン窃盗…ここでは女が使えるトイレがないな》
などと、設置されたトイレへの非難が集まる一方で、
《メインの客層的にこうした方が回転率高くなる計算なんじゃないかな》《飲食店はわりとお値段するところでも共用トイレしかないのは普通だと思う》
と、店舗側の事情を考慮する声も。
そこで、『資さんうどん』にトイレが“男性専用”と“多目的と女性用の共用”となっている理由について聞いてみると、
「面積の関係上、“男性用”“女性用”“多目的”とわけることが難しい場合に、限られたスペースをできるだけ広くご利用いただけるように、“女性用”と“多目的”を共用として設置しておりました」(前出・広報担当者)
とのこと。
このような、トイレのわけ方に関する議論は、これまでにも起こっている。
「2023年4月に東京・新宿にオープンした『歌舞伎町タワー』では、オープン当初、2階のトイレが“男性用”と“オールジェンダートイレ”の2種類だったことで物議を醸しました。盗撮や痴漢などの性犯罪が起こりうる可能性が指摘されていたのです」(ワイドショースタッフ)
このことは多くのメディアでも取り上げられ、『歌舞伎町タワー』のトイレはオープンから4か月後に男女別に改修された。
『資さんうどん』では、今後も新店舗のオープンを控えているが、
「今回いただいたご指摘を受け、今後オープンする新店舗については、“女性用”を単独で設置する予定をしております」(前出・広報担当者)
とのことだった。今後オープンする新店舗だけでなく、どの店舗も、誰もが安心して利用できるといいのだが……。

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