ロシア通信によると、ルーマニアのリリアナ・ブルダ駐露公使が、観光で北方領土の色丹島と国後島を訪問した。
ロシアの法律に従って許可を得て訪れたことを強調しており、ロシアによる実効支配をアピールする狙いがあるとみられる。
ロシア通信は１２日、露極東サハリン州の観光関係者の話として報じた。非公式な立場での観光だとしている。欧米外交官の北方領土訪問が報じられるのは異例だ。ロシアは観光分野など北方領土の開発を一方的に推進している。
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林官房長官は１８日午前の記者会見で、ルーマニアの駐露公使が観光目的で北方領土を訪れたことについて、「現在、ルーマニア側に連絡を取りつつ、事実関係を確認中だ。ロシア側との関係も含め、政府として北方４島に関する我が国の立場を踏まえて適切に対応する」と述べた。