横浜市立小の特別支援学級で興奮状態になった男子児童を別教室に複数回閉じ込める行為があったなどとして、同市学校保健審議会(第三者委員会)は25日、「人権を無視した行為で不適切であり、課題のある対応だった」などとする詳細調査報告書を公表した。
報告書によると、学校では2019年8月頃から、保護者の要望を受け、発達障害がある低学年の男児が興奮状態になった際に落ち着かせるため、「クールダウン」用の別教室が用意されていた。学校側は同年11月~20年2月に少なくとも8回、他の児童や教諭にけがをさせる恐れがあるなどと判断し、男児を別教室に連れて行く対応を取った。うち6回は、教諭らがドアを押さえたり施錠したりして落ち着くのを待ち、最大1時間半、男児が外に出られない状況が続いたこともあったという。同校に通う男児のきょうだいから事情を聞いた保護者が20年3月、市教育委員会に相談した。
第三者委は別教室について、男児、保護者、学校、専門家などで協議し使用ルールを策定する必要があるとし、閉じ込める行為は「重大な問題」とした。学校と市教委は、男児に謝罪したという。
問題を受け、市教委は25年4月、児童・生徒の「クールダウン」実施時の留意点などをまとめたガイドラインを作成した。