花粉症は年齢や性別、居住地域が同じでも、発症する方としない方がいる疾患です。鼻炎や充血などの症状はアレルギー反応の一種のため、発症の有無は個人差があります。
親にアレルギー鼻炎の既往歴がある場合、遺伝的な素因により発症リスクが高まると考えられています。
また、多量の花粉にさらされやすいスギやヒノキの多い地域に住んでいる方も症状に悩まされる可能性が高いでしょう。
本記事では、花粉症の原因やメカニズム・発症しやすい方の特徴・治療法を解説します。
監修医師:五藤 良将(医師)
防衛医科大学校医学部卒業。その後、自衛隊中央病院、防衛医科大学校病院、千葉中央メディカルセンターなどに勤務。2019年より「竹内内科小児科医院」の院長。専門領域は呼吸器外科、呼吸器内科。日本美容内科学会評議員、日本抗加齢医学会専門医、日本内科学会認定医、日本旅行医学会認定医。

花粉症の発症リスクが高い方の特徴は次のとおりです。
アレルギー鼻炎を持つ親から生まれた
日常的に大量の花粉に晒される環境で暮らしている
過労やストレス、生活習慣の影響で免疫機能のバランスが乱れている方
日本で多いスギ花粉症の発症には、遺伝的要因が関与すると考えられています。体内で抗体が作られるタイミングや花粉に対する許容度は個人の素因に影響を受けるため、被ばく量や免疫機能によって発症リスクは変わります。
花粉症の患者数は増加の一途をたどっており、今まで健康に暮らしていた方が新たにアレルギー症状に悩まされるケースも出てくるかもしれません。
長期的な症状の軽減が期待できる服薬療法もあるため、万一発症しても焦らず、まずは医療機関を受診しましょう。
参考文献
花粉症環境保健マニュアル2022
スギ花粉症の家系について
花粉症 的確な花粉症の治療のために