気象庁は今日24日、今年の夏(6月~8月)の天候の見通しについて発表しました。この夏は、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが強まり、気温は全国的に「平年より高い」予想です。今年の夏もここ数年のように「猛暑」が続くおそれがあります。また降水量は、全国的に平年並みの見込みで、梅雨の時期の大雨には注意が必要です。
予想される海洋と大気の特徴

気象庁は今日24日、今年の夏(6月~8月)の天候の見通しについて発表しました。

地球温暖化の影響等により、全球で大気全体の温度が高いでしょう。エルニーニョ現象が発生する可能性があり、海面水温は太平洋赤道域の東部から中部で高くなる見込みです。また、インド洋熱帯域の南東部で低いでしょう。このため、積乱雲の発生は太平洋赤道域の日付変更線付近とフィリピンの東方海上で多い一方、インドネシア付近で少ない見込みです。これらの影響により、上空の偏西風はユーラシア大陸では平年より南を流れるものの、日本付近では平年よりやや北を流れる見込みです。チベット高気圧は北への張り出しは弱いものの、日本付近への張り出しは平年程度でしょう。また、太平洋高気圧の本州付近への張り出しはやや強く、日本の南への張り出しはやや弱い見込みです。これらのことから、日本付近は暖かい空気に覆われやすいでしょう。
この夏も「再び猛暑」に
昨年2025年の夏は、これまで最も暑かった2023年、2024年の夏を上回り、統計を開始した1898年以降の夏として最も暑くなりました。3年連続で記録的な高温の夏となっています。今年の夏は、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが強まる見込みです。このため暖かい空気が流れ込みやすくなり、気温は全国的に「平年より高い」予想です。近年続いているような厳しい暑さの夏となりそうです。また降水量は全国的に「平年並み」でしょう。梅雨の時期は例年どおり大雨となるおそれがあるため、注意が必要です。
早い時期から熱中症への備えを

気象庁は今日24日、暖候期予報に加えて、3月から5月の3か月予報も発表しました。今年は本格的な春の訪れが早くなりそうで、3月の気温は西日本から北日本にかけて「平年並みか高い」予想です。雪が多く積もっている地域では雪どけが急速に進みます。雪崩(なだれ)などの融雪害に注意が必要です。またその後は季節の歩みが急加速しそうです。4月は西日本から北日本の広い範囲で「平年より高い」予想、西日本や東日本では5月も「平年より高い」見込みです。例年ですと大型連休のころから熱中症になる方が増え始めます。今年はそれよりも早い段階で、熱中症対策が必要になる可能性があります。晴れて気温が上がると予想される日には、こまめに水分を補給する、また強い日差しを避けるなど、熱中症に備えてお過ごしください。