元兵庫県議への名誉毀損の罪で逮捕、起訴された政治団体「NHKから国民を守る党」代表の立花孝志被告は現在も勾留が続いている。保釈時期と保釈保証金はどうなるのか。
立花被告は昨年11月9日に逮捕され、同月28日に起訴された。起訴後、同被告側は保釈請求したが、神戸地裁は同12月2日に却下した。準抗告も却下されている。理由は明らかになっていないが、証拠隠滅の恐れがあると判断したとみられる。
今後も保釈請求は却下される公算が大きく、保釈時期は早ければ今年2月前後に開かれる初公判で証拠調べなどが行われ、証拠隠滅ができなくなる段階で認められる可能性が高い。
元国会議員や政治家関係の事例では、ガーシー(東谷義和)元参院議員は常習的脅迫などの罪で逮捕されてから3か月後に開かれた初公判の2日後に保釈された。つばさの党の黒川敦彦代表らは公選法違反での逮捕から半年後の初公判から1か月後に保釈されている。一方で、公選法違反に問われた河井克行元法相は初公判後も勾留が続き、保釈されたのは逮捕から約8か月後だった。
また保釈には保釈保証金を納める必要がある。一般的には100万~300万円が相場とされるが、政治家は跳ね上がる傾向にある。河井氏は5000万円、ガーシーは3000万円、IR汚職事件の秋元司元衆院議員は3000万円、裏金事件での政治資金規正法違反の池田佳隆元衆院議員は1500万円、洋上風力発電汚職事件の秋本真利元衆院議員は2000万円、公選法違反の黒川氏は1000万円だった。
立花被告は巨額のカネを動かしていたことで、数千万円はくだらないとみられる。先日、個人で5億円、党で2億円を超える負債を抱え、私的整理を申し入れた。事実上、自己破産状態に陥っているが、保釈保証金が少額になることはなさそうだ。もっとも逃亡や証拠隠滅をしなければ、判決後には戻ってくるとあって、ビッグスポンサーや支援者を多く抱える同被告だけに立て替えてもらえる可能性が高そうだ。