▼CBCでは新型コロナワクチンの副反応問題などについて、2021年から取材を進めてきました。これまで放送した内容を複数回に分けて振り返ります。この記事は、2023年に放送したものです。
【写真を見る】「娘の顔が分からない」 5回目のワクチン接種後に起きた“異変” 震えが止まらず発熱・記憶障害も… 当然とされた医療従事者の接種【“ワクチン後遺症”を考える シリーズ8】
奈良県内に住む倉田麻比子さん(41)。看護師ですが、今は休職中です。仕事ができる体調ではありません。
(倉田麻比子さん)Q.普通には歩けない?「ちょっとこの段差は越えられないですね。足がすり足になってしまって自力では上げるのが難しい」
階段をのぼれず、寝室がある2階に上がれないため、1階のリビングに介護用ベッドを置いて寝ています。体重は5キロ減り、手にも力が入らず、字を書くことも難しいといいます。
異変が起きたのはことし1月、5回目のワクチン接種直後のことでした。(倉田麻比子さん)「ちょうど午後3時過ぎに打ったんですが、寒くてずっと震えていて、熱を測ったら38度を超えていた」
高熱や下痢、嘔吐の症状が1週間続いたあと、更なる“異変”が。
(倉田麻比子さん)「だるさはマシだったので仕事に行こうと思って、朝起き上がろうとしたら立てなかった。そんなことないだろうと思って、色んな所に捕まって一生懸命立とうとしたんですけど、それでも自分では立てなかった」緊急入院した倉田さん。思いもよらなかった症状に襲われます。
(倉田麻比子さん)「急性の症状の時は入院していたんですが、娘の顔とかも分からなくなってきてしまって、それはちょっとつらかった。かろうじて名前はギリギリ、怪しいけれど覚えていた」
記憶障害は今も続いていて、娘の顔や、家の周りの景色が分からなくなることがあるといいます。「5回目」のワクチンで異常が起きた倉田さん。しかし、それが初めてではありませんでした。
(倉田麻比子さん)Q.それまでの4回は副反応どうだった?「今振り返ると、言われている副反応の期間よりも長めに熱が出たりしていて、一番ひどかったのは3回目の接種のとき、40度くらいの熱がずっと続いていて、2週間休んで仕事に戻った」
4回目にも発熱などが起きたという倉田さん。それでも5回目を受けた理由についてはこう話します。(倉田麻比子さん)「気は進んでなかったですけど、そのとき奈良県内がクラスターだらけでしたし、私が(病棟に)出入りすることでウイルスを媒介してはいけないと思っていたので、打つものだと思っていた。5回目もしんどいかもしれないが、がんばろうなって言われて打った」
医療従事者は接種を受けるのが当たり前とされてきた中、国も医療従事者のワクチン接種について「業務遂行に必要な行為」として労災保険の対象としていて、倉田さんは現在、医療費と休業補償を受け取っています。
医療機関の書類には「新型コロナワクチン接種後症候群」の文字が。これは国も認めた「ワクチンによる労災」なのです。
しかし、紹介先の病院では…(倉田麻比子さん)「ワクチン接種後の症状だろうけども、自分たちは診療ガイドラインにないものは診られないので。看護師でしょう、自分で次の病院を探してくださいと言われて…」「何とか研究して治してもらえませんかってすごく言ったんですけど、先生方は夫が30分間ずっと言っても黙っていました」
今は、勤務先の病院へ週2回「患者として」リハビリに通っています。
(リハビリ担当の理学療法士)Q.身体を見て、なぜこのようなことが起きていると思う?「ワクチンで自己免疫疾患系になっているんでしょうけど、なかなかこういう疾患の方はいないので未知数。よくなっている部分もあるので、回復していってほしいが、予測はつかない」
病院内にある地域医療連携室。ここで倉田さんは働いていました。同僚の看護師は…(同僚の看護師)「看護師は中立の立場なので、(患者からも)ワクチンを打った方がいいでしょうかという話もされるが、本人の希望で打つか打たないかは決めてくださいという話はよくする」「ただ現実、ワクチンの後遺症があることを皆さんが知ってるかどうかを、たぶん彼女はそれを伝えたいから演説をするんだと思う」
(倉田麻比子さん・大阪市内 10月)「被害の実態をどうか知ってください」倉田さんは患者の会に所属し、街頭でワクチン後遺症を知ってほしいと訴えています。
時折自分の顔を忘れてしまう母親。長女は…(長女・高1)「一人じゃ歩けない、ろれつも回っていない、こんな状態のお母さんをこんな年で見るとは思っていなかった。二度と家族で遊びに行くこともできないんじゃないかと、悲しいし悔しい」
(長女・高1)「例えば車いすを押して、お母さんが前、自分が後ろ。隣で歩くことができなくなって、ちっちゃいことでいいから何か一つでもいいから、当たり前にできていたことを返してほしい」
当たり前の日常を返して欲しい。ただそれだけです。
(倉田麻比子さん)「医療従事者が打ち始めるといった時、仲間内で『わたしたちモルモットみたいだね』という話はしていた」
(倉田麻比子さん)「(国には)正しい情報を正しく皆さんに流していただきたいというのと、もう一つは、国が強く推奨したワクチンによって健康被害を受けていらっしゃる方がたくさんいるので、その方々に目を向けていただきたい、向き合っていただきたい、その2つに尽きます」
CBCテレビ「チャント!」2023年11月放送より
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