元テレビ朝日でジャーナリストの玉川徹氏が1日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演。悪化の一途をたどっている中国との関係についてコメントした。
番組では中国で日本人の公演が相次いで中止になっていることを特集。エンタメ業界だけでなく、経済関係でも影響が出ているとした。
その中で、弁護士の猿田佐世氏は「中国の過剰反応で私たちがさらに過剰に反応することのないようにしていきたい」としつつ「最終的に日本が中国との関係で一番安全でありたいと思うのであれば、中国にとって欠かせない国でなくてはいけなくて、それこそが経済安全保障なんだと思う。“中国にとって日本がとても大事なので切れない”っていう状態にすることが一番安全なんですよ」と主張した。
これに、玉川氏は「相互依存しているっていうのは事実なんですけど、度合いが違うんですよね。貿易の総額で言うと、日本から中国、これは20%なんです。だけど中国は、中国全体の中で日本っていうのは5%切っている。だから、どっちのほうが関係を切った時に影響が大きいかって言ったら明らかに日本なんですよ」と指摘。「そういう意味で言うと、本当に“切れない”っていう国にするためには、本当は日本に対する依存度をもっと上げるぐらい貿易をした方がいいと僕は思うんですよね。だってあのトランプ大統領だって、レアアースの問題で、結局関税やめるじゃないですか。日本続けているんですよ。日本続けているんだけど、中国は止めている、事実として。だから、それぐらい経済の結びつきが強いとそうなる。どっちの方が有利な状態にあるかっていうのは依存度で如実に現れると思うんですよね」とコメントした。