東京・港区赤坂にある会員制の高級個室サウナ「サウナタイガー」で火災が起き、利用していた30代の夫婦2人が死亡。
これまで報じられたところによると、サウナ室内には非常用ボタンが設置されていたものの、非常用ボタンは電源が入ってなかったことが判明。室内のドアノブも外れていて「閉じ込め」が起きていた状態だった点も指摘されている。

「今回の件については、サウナそのものが適切に利用されなければ死の危険を伴うものであり、事故自体は容易に予測が可能であったといえます。また、破損しやすいドアノブを放置したこと、および非常ボタンの機能試験・点検を怠ったことは、事故を防ぐ意思がなかったと評価されてもやむを得ません。そもそも、サウナが危険を伴うからこそ多くのサウナには非常ボタンが存在しているのであり、その非常ボタンが機能していなかったという事実は、『危険が予想できたのに適切に対応しなかった』という点で、典型的な『業務上過失致死』のパターンに該当するといえるでしょう」

一般的に、収入が高い方が亡くなると、それだけ多額の損失が発生したことになり、賠償額も多額となります。これは、事故によって失われた将来の収入が「逸失利益」として賠償額に反映されるためです。報道によると、ご夫婦ともに若年ながら経営者をされていたとのことで、相当額の収入があったと想像されます。一般的な死亡事故では、被害者に過失がない場合、総賠償額は数千万円ほどが相場感としてありますが、今回のケースでは、1人あたり1億円、夫婦で2億円を超えることも十分に考えられます」