大手ゲーム会社・任天堂(京都市南区)は、同社をかたって個人情報を盗み取ろうとする「フィッシングメール」が確認されているとして、同社のX(旧ツイッター)で注意を呼びかけている。
同社のXを通じた発表などによると、フィッシングメールは、セーブデータの預かり機能などを提供する定額サービス「ニンテンドースイッチオンライン」の自動継続購入の案内を装う内容。偽のウェブサイトへ誘導し、アカウントのIDやパスワード、クレジットカード情報の入力を要求する。今月18日頃から問い合わせが寄せられるようになったという。
セキュリティー関連のシステム開発会社「トビラシステムズ」(名古屋市)の調査では、文面は任天堂の公式メールをコピーしているとみられ、「見た目の区別はほぼ不可能」と評価している。
任天堂は「フィッシングメールのリンクは開かず、すぐに削除を」としており、サービスの加入状況はゲーム機の機能を通じて確認するように呼びかけている。