広島県呉市は不漁の影響を受け、生カキを返礼品とするふるさと納税の受付を一時停止したと発表しました。呉市では、10月20日からカキの水揚げが始まりましたが27日、生カキをふるさと納税の返礼品として提供する事業者から「水揚げの結果8割~9割が死滅し、残りの1割も商品にはならない」と連絡がありました。これを受け、呉市が他の事業者にも確認したところ、おおむね同様に厳しい状況にあることが分かりました。このため、呉市は生カキを返礼品とするふるさと納税の寄附募集の受付をいったん停止。すでに寄附をしている人には代替商品での提供が可能かどうか確認しするほか、寄附のキャンセルにも対応するとしています。呉市は今後の水揚げの結果、確実に提供できることを確認した事業者の生カキについては、提供可能件数を確認した上で随時、寄付の受け付けを再開する方針です。【2025年10月29日】