リゾート地として国際的に人気のある北海道ニセコ町が、物価の高い町というイメージを払拭(ふっしょく)しようと、独自に地元の「カレーライス物価」を算出した。
1食あたりの費用は全国平均を下回るとして、町は「住民の暮らしは、他の町と変わらない」とアピールしている。
冬はパウダースノーを求める欧米のスキー客らが多く、年間160万人が訪れる。ただ、町商工観光課によると、海外の富裕層が集まるエリアとして、2年前からSNSの投稿で「ラーメン1杯3000円」などの印象が広まっていた。
日本人観光客や移住希望者らに敬遠される懸念があり、町が着目したのが、民間調査会社「帝国データバンク」が毎月公表しているカレーライス物価だった。
具材で使うニンジンやジャガイモ、タマネギなどの価格を町職員が地元のスーパーを回って確認。水道光熱費も含めて算出した。7月時点での1食あたりの費用は、360円で全国平均を78円下回っている。
ホームページなどに月ごとのカレーライス物価を掲載しており、町の担当者は「ニセコは観光地として知られるが、農業の町でもあって生活物価は決して高くない」と呼びかけている。