多くの人で賑わう商業施設では、ほとんどの客がマナーを守っている。ところが、まれに迷惑行為に及ぶ人もいるようだ。関東在住の40代男性(サービス・販売・外食)から、目を疑うような親子に遭遇したという投稿が届いた。
商業施設に勤務している男性。ある日アルバイトスタッフから「とんでもない親子が暴れている」と相談を受けた。現場に駆けつけると、信じられない光景が広がっていた。
「子どもが商品を投げたり倒したり踏んだりして暴れている。親は?…少し離れた所から、『がんばれー凄いすごーい、やれーやれー』と笑って応援?」
「これはダメな人達」と判断した男性は、子どもに近寄って、「やめようね」と注意したのだが、これがさらなるトラブルの始まりだった。(文:長田コウ)
男性が子どもに注意をした途端、後ろから父親の怒声が飛んできた。
「なんで止めさせるんだー」
驚いた男性は思わず「はぁっ!?」と振り返った。近づくと、男性より小柄な父親は一度後ずさりをしたものの、威厳を見せようとしたのか再び前に出てきて、驚きの言葉を口にした。
「なんで止めさせるんだ、うちの子どもの可能性を潰す気か!」
男性が「可能性?子どもが怪我をする可能性?子どもが児童相談所に保護される可能性ですか?」と聞き返すと、父親はさらにヒートアップした。
「そうじゃねえよ、子どもの未知数の才能が何で開花するかわからないだろう!」
独自の教育論を延々と語り出した父親に対し、埒が明かないと感じた男性は、近くにいたアルバイトに「保安に電話して、商品の損害確認して」と指示をした。すると、状況を察したのか、離れていた母親と子どもが「もういいじゃんよ!行こうよ!」と声をかけ、父親は渋々その場を去って行ったそう。
親として子どもの可能性を信じたい気持ちも分かるが、公共の場で人に迷惑をかけてまですることではない。男性は、当時の心境をこう明かし、投稿を結んでいる。
「子どもの可能性よりも、人としてのモラルや常識を学んでと思いました」
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