大阪・道頓堀のビルで火災が発生し、消防隊員2人が死亡しました。 18日午前9時50分ごろ、大阪市中央区宗右衛門町の7階建てビルで「火事です」と近隣店舗の従業員から交番に連絡がありました。 警察と消防によりますと消防車両51台などが出動し火は約3時間後にほぼ消し止められましたが、建物約100平方メートルが燃えました。 この火災で近くの飲食店にいた20代の女性1人が煙を吸って病院に搬送されたほか、消火活動に当たっていた20代から50代の男性消防隊員5人が病院に搬送されました。このうち、浪速消防署に所属する長友光成さん(22)と森貴志さん(55)の2人の死亡が確認されたということです。
火災が起きたのは海外からのインバウンド客も多い観光エリアですが、現場となったビルは1階から最上階まで黒く焼け焦げてしまっています。発生直後は宗右衛門町通りで広範囲にわたって警察の規制線が張られました。範囲は縮小されたものの、午後3時半の時点で規制は続いています。 平日でも多くの観光客で賑わう観光エリアの中心部で起きた突然の火災に、現場は一時騒然となりました。 (近隣飲食店の従業員)「突然大きい音でボンと爆発音がした。響くみたいな爆発音で、次に見たら火がブワーって上がっていた」 (目撃した人)「黒煙がとても上がっていて、かなり大規模な火事なのかなと思いました。(緊急車両が)次々に来てて音が鳴りやまない感じでした」 (近隣飲食店の従業員)「煙まみれで中から火が出ていてびっくりです」 現在、警察と消防が出火原因を詳しく調べています。