福岡県筑紫野市でことし5月、軽乗用車を運転中に踏切で一時停止せず、別の車を避けようとして店舗に衝突し、小学生4人に衝突したり転倒させたりして重軽傷を負わせたとして、74歳の女が8月18日、書類送検されました。また、別の車を運転していた46歳の女も書類送検されました。
過失運転致傷の疑いで書類送検されたのは、いずれも福岡県筑紫野市に住む74歳の無職の女と、46歳の会社員の女です。

2人は5月19日午後3時半ごろ、福岡県筑紫野市の西鉄天神大牟田線の朝倉街道駅そばの踏切付近で、それぞれ車を運転中に小学生4人に重軽傷を負わせた疑いです。小学生はいずれも4年生の男の子で、病院に搬送され、このうち1人は足を骨折する大ケガをしました。74歳の女は軽乗用車を運転中、現場の手前の踏切で一時停止せず、進行方向の左側から右折してきた、46歳の女が運転する乗用車との衝突を避けようとして、小学生に衝突したり転倒させたりしてケガをさせた疑いです。46歳の会社員は安全を十分確認しないまま右折して交差点に進入し、74歳の女に肋骨を折るケガをさせた疑いも持たれています。警察の調べに対し、74歳の女は「この事実で間違いありません」と容疑を認めていて、46歳の女は「進路を妨害したつもりはありません」と容疑を一部否認しているということです。
当時、店のガラスは割れ、軽乗用車は横転して止まっていました。現場にブレーキ痕は見つかっていませんでした。警察は、車が手前の踏切で一時停止しなかった可能性があるとみて調べていました。