街を歩いているとすれ違った人などの服装や雰囲気から「営業の仕事をしている人っぽいな」や「飲食業の人っぽいな」と感じることがあるでしょう。それと同様に「この人はホストっぽいな」「この人はキャバクラのキャストっぽいな」など、夜の職業っぽさを感じる人も存在します。ではどんな特徴があると夜の職業っぽさが出るのでしょうか。
【写真】元セクシー女優のフリーライター・たかなし亜妖
ショートカットやボブカット女子も一定数需要が高いものの、夜の世界ではロングヘアが一番ウケるんです。男性客はロングヘアーだと女の子らしいなんて考え方をする人が未だに多く、ヘアメイクのバリエーションも豊富なことから、キャストの過半数以上がロングを好みます。
ショートヘアも個性を出せる髪型であるものの、夜の世界では面接の時点で「ショートとボブは……うーん」なんて言われるほど評価が低いとか。ロングヘアに比べるとウケる範囲が広くないので、無難な髪型よりジャッジが厳しくなってしまうのです。これは髪色でも同じことがいえ、金髪よりも黒髪やダークブラウンの方が好まれる傾向があります。
ひと昔前の夜職男子は襟足を伸ばしたハイトーンカラーで「ザ・ホスト」というイメージだったかと思います。しかし現在の彼らを見てみると、だいたいが韓国風か、地雷系に偏っています。
韓国風男子は、色白で髪の毛は短すぎないマッシュヘアのセンター分け、シンプルなシャツスタイルの人が多いのが特徴です。BTSなどの韓流アイドルをお手本としています。一方の地雷系は、髪の毛は長めで金髪やグレーの髪色にしている人も多く、前髪が目にかかるくらいの長さです。基本は黒が主体で派手なプリント入りのオーバーサイズTシャツなどをよく来ており、どことなく不健康そうな雰囲気なのも特徴といえます。
お店でいうと韓国風はホストに、地雷系はボーイズバーやメンコン(メンズコンカフェの略)に多いです。
どちらも、ひと昔前のホストに比べたらずいぶんと印象が異なるでしょう。全体的に「太陽の下を一緒に歩けそうな雰囲気の男の子」が少しばかり増えたかな、と思います。
なぜか歓楽街ではシャネルやエルメス、ディオールなどのハイブランドのバッグに、サンリオなどのキャラクターものキーホルダーやチャームをつける風潮(?)があります。夜職界隈でもこれは賛否両論であり「ハイブラにチープなキャラはおかしい」や「“ハズシ”の要素でキャラを掛け合わせが好き」など、さまざまな意見がぶつかっているとか。
最近は中国発のキャラクター「ラブブ」や、「ちいかわ」「おぱんちゅうさぎ」などが好まれているようです。彼らが数十万~数百万円のバッグに、これらのキャラクターチャームをぶら下げる様子は、歓楽街独自の光景だなと思います。
こういった特徴を挙げると、ナイトワーカーの見た目はパンチが効いていますね。一般社会では顔をしかめられてしまいそうな見た目だとしても、夜職は人気商売。個性があってナンボの世界ですから、誰かの印象に残るようなインパクトがなければ生き残れません。
他にも夜職ならではの特徴は数多く存在します。みなさんもぜひ「夜職の人は〇〇しがち」などの特徴を探してみてはいかがでしょうか。
◆たかなし亜妖(たかなし・あや)元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。
◆たかなし亜妖(たかなし・あや)元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。