明石家さんまがMCを務めるフジテレビ系特番「明石家さんまと日本の社長」(フジテレビ系)が9日、放送され、「ニトリ」「SHOWROOM」「白い恋人」など、有名企業の社長・会長たちが出演した。
ニトリの創業者である似鳥昭雄会長(81)は、「漢字書けたのが小学6年生だった」「(高校受験で)札幌の高校は全部落ちました」と告白。しかし、高校の校長と母親が「米一俵持ってきたら裏口から入れてあげる」と口約束し、米1俵とひきかえに裏口入学したことを明かした。実家は「ヤミで米売ってたんですよ」「(校長から)『12時(※午前0時)すぎに届けてくれ、世間体があるから』と(言われた)」と明るく話すと、スタジオは仰天。さんまは「時代…」、進行役のさらば青春の光・森田哲矢も「ほんと、とんでもない昔です。炎上とか受け付けません」とフォローし、笑いが起こった。
裏口で高校に入学したが、勉強にはついていけず、進級もピンチに。そこで独自に編みだした輪ゴムを使ったカンペでカンニングしたことも、笑顔で明かした。
大学受験は全て不合格となり、ウルトラCで短大に入学したが、森田は「こちらのヤツだけはテレビで言えないヤツ」と沈黙。代わりに似鳥会長が「録画だからカットできるでしょう?」と笑顔でペラペラ。放送上は音楽がかかり、会長のトークは消されたが、聞き終えたスタジオでは「ヤバ~い!!」と衝撃の声。森田も「すごいでしょ」とうなずいた。さんまは「いやいや、でもそれが許された時代…」とフォローしかけると、会長は「許されないんですけどね」とにっこり。森田は「なんであんな人がニトリの会長!」とぼやき、再び笑いが起こっていた。
短大卒業後、広告会社に住み込みで就職したが、契約が1件もとれずに半年でクビに。再就職は「10社ぐらい受けたんですけど、みんな落ちて。結局、(住むところがないから)テント買って野宿したり」と振り返り、その後、家具店を起業し、ニトリ創業につながった人生を「生きていければいいと思った」「運がいいな、と思って。誰か助けてくれる人が出てきて」とにこやかに語っていた。