大阪市内にある日本語学校の関係者の、20代男性が結核と診断されました。その後の大阪市保健所の調査で、7月2日までに、結核の発病者5人と結核感染者6人がいることが確認されました。大阪市は結核の集団感染にあたるとみて、詳しく調べています。大阪市によりますと、最初の患者である20代男性は、去年6月中旬に発熱、咳などの呼吸器症状があり、医療機関でエックス線検査等を実施して結核と診断されました。その後、接触した人など学校関係者28人を調査・健診したところ、17人に異常はありませんでしたが、発病者が5人、感染者が6人いることが今年7月2日までにわかりました。結核は潜伏期間が長く、調査にはこれくらいの時間を要するということです。また、これ以上ひろがるおそれはないということで、発表に至りました。発病した5人は、いずれも20代で、結核専門病院にて内服治療を開始しています。感染者6人は、5人が20代、一人が50代で、予防的に服薬治療を開始しているということです。