映画館「109シネマズ」での「バイトテロ」の様子を映した動画がXで拡散されていたことを受け、映画館の運営会社である東急レクリエーションが2025年6月27日、お詫びを発表した。
問題となっていた19秒の短い動画では「休憩中に飲酒し、販売予定のポップコーンに顔面ダイブするバイトテロ動画がタレこまれた。場所は109シネマズ港北との事」とし、映画館のバックヤードとみられる場所で、男性が大量のポップコーンに顔を埋める様子が収められている。
デスクやワークチェアの上に、大きなビニール袋に入った2種類のポップコーンが置かれており、男性は泥酔しているのか足取りはふらついている。床に膝をつき、座り込んだ男性は、巨大な袋を指差して「これ、外人が食べるやつじゃん。おかしいだろこの量」と爆笑。
撮影者とおぼしき別の男性が袋を開け、「顔突っ込んで」と促すと、爆笑していた男性はポップコーンの袋に顔をうずめ、口いっぱいにポップコーンを頬張った。男性は、笑顔で「おいひい!」とカメラに向かってVサインをしていた。
109シネマズは6月26日、公式サイトで「現在、行為の経緯や影響を含め、事実関係を調査しております」としていた。
109シネマズ港北のXアカウントは27日、【109シネマズ港北 従業員による不適切な行為についてのお詫び】として文書を公開した。なお、109シネマズの公式サイトも「途中経過のご報告」として、同内容を発表している。
「現在までの調査で判明した事実は、次のとおりです」とし、詳細を明かした。
トラブルの発覚を受け、「当社は、従業員への指導徹底と再発防止策の策定を速やかに進めております」とした上で、「また、本件を悪質な業務妨害に該当すると考え、察署を含む関係各所に相談し、必要に応じて法的措置を検討してまいります」とした。
今後については、「引き続き調査を進めてまいりますので、改めて当ホームページにてご報告いたします」としている。
報告には、「極めて高い? なぜ廃棄品と言い切れないのか?」「当事者は写っているバイト君と撮影した人。この二人から聞き取りすればポップコーンが廃棄品かどうかは確定できるでしょう」などの声もXユーザーからは寄せられている。