大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)の高科淳・副事務総長は16日の記者会見で、全パビリオンの中で唯一、開館していないネパール館が、工事を再開したことを明らかにした。
工事費の未払いで工事が止まっていたが、高科氏は「(ネパール側から)問題は解決したと聞いている」と述べた。近日中の開館を目指すという。
ネパール館は、参加国が自前で建設する「タイプA」のパビリオン。関係者によると、昨年夏に着工したが、ネパール国内の法人から日本の建設業者側への支払いが滞り、今年に入って工事が中断した。外観はほぼ完成しているが、万博協会の開館許可は出ていない。
万博協会によると、すでに内装の準備工事が始まった。16日の閉場後に工事を本格化させるという。