徳島市の沿岸で採取したカキから、国の基準値の3倍を超える毒が検出され、県は安全性が確認されるまで、沿岸で採った二枚貝を食べないよう注意を呼びかけています。 徳島県によりますと、市内にある沖洲で12日に採取したカキから、国の規制値の3倍を超える貝毒が検出されたということです。 貝毒は食後約30分で舌や唇のしびれを引き起こし、大量に食べた場合は死に至る恐れもあり、加熱調理をしても毒性は弱まらないということです。 県は安全性が確認されるまで、市の沿岸部で採れたカキなど二枚貝を食べないよう注意を呼び掛けています。 採取は県職員が月に1~2回行われる定期的に行われているもので発覚しましたが、今後は1週間に1度の採取を経て、毒量が3週連続で規制値以下になるなど確認されるまでは、二枚貝の出荷の自主規制を指導しています。