激しいせきが続く「百日せき」について、全国の医療機関から1週間に報告された患者数が2176人となり、現在の方法で調査を始めた2018年以降では5週連続で過去最多となったことが分かりました。
「百日せき」は激しいせきが平均で2~3週間つづく感染症で、特に乳児が感染すると重症化し、死亡するおそれもあります。
国立健康危機管理研究機構によりますと、先月(4月)27日までの1週間に全国の医療機関から報告された「百日せき」の患者数は、2176人となりました。
すべての患者数の報告を求めるようになった2018年以降、5週連続で過去最多を更新しました。
今年(2025年)に入ってからの累計患者数は1万1921人で、去年(2024年)1年間の患者数のおよそ3倍となっています。
厚労省は、予防には生後2か月から受けられるワクチンの接種が有効だとしています。