レジャー施設「ラウンドワン」のカラオケルーム内で、グラスに放尿する迷惑行為をした女性が炎上している。騒ぎはまたもや配信アプリ「ふわっち」の配信中に起きた。なぜこのアプリでは“ヤバい女”たちばかりが活動しているのか?
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【写真】配信仲間をハサミで刺して捕まった「美人YouTuber」もかつて「ふわっち」で活動していた
〈なぜこんなことしてしまったんだろう 真面目にちゃんと生きたい…〉〈死ぬまで追い詰められる 卑怯だけど本当に居なくなりたい〉
騒ぎを起こした女性の反省の弁である。女性は配信中にグラスに放尿しただけでなく、それを飲んで吐き出していたという。施設側は店内のグラス全てを処分せざるをえなくなったといい、刑事・民事両面で厳正に対処するとしている。
「ふわっち」では、今年3月、高田馬場の路上で当時22歳だった女性42歳の男に刺殺される様子が生配信される事件が起きたばかりだ。この事件では女性は被害者であったが、リスナーだった男から約250万円の借金を踏み倒していたことが引き金になった。
デイリー新潮は昨年11月、男女の関係にあった男性とトラブルになり、YouTubeで生配信中にハサミで男性の首を刺した女の事件を報じたが、この女もかつてはふわっちを活動場所としていた。知人によれば、過激な配信が理由で“永バン”(永久バン)を受け、YouTubeに移ったという。
なぜふわっちでは、常識外れな行動をする女性たちが目立つのだろうか。
「演者、リスナーいずれも民度が低いからです」
こう語るのは、自身も「ゼキシン」という名でふわっちで配信活動をしている大関真悟氏である。大関氏は民度が低くなる理由についてこう指摘する。
「まず何よりも匿名でコメントできる点でしょう。YouTubeだとアカウント名を出さねばコメントできません。一方、ふわっちは匿名なので煽り合いが発生しやすい。ふわっちの演者は2万人くらい。演者とリスナーの距離が近く、密なやり取りになるので煽りが過激になっていくのです」(大関氏)
もう1つ挙げるのが「投げ銭システム」である。
「YouTubeだと投げ銭は100円ですが、ふわっちだと10円から可能。しかも、ふわっちは、即日現金化できる“とっぱらい”システムになっている。YouTubeだと収益として入ってくるまでに1カ月以上かかります」(同)
この投げ銭目当てで、生活に困窮している演者が集ってくるのだという。
「女性だと夜の仕事をしても続かない人、生活保護を受けているような人が目立ちます。真っ当に社会で生活できないような人たちが、小銭欲しさに生活を曝け出すわけです。男性配信者と関係を結んだ数を誇示するような女性もいます」(同)
まさに“人間動物園”状態になっているというのだ。
「過激なことをやればやるほど投げ銭が入ってくる。配信後、すぐにポイントを現金化して食事を買いに行ったり、家賃の足しにするような女性たちも多い。リスナーの中には、数百万円の投げ銭をしてくれる“爆投げ師”と呼ばれる人も紛れており、一人でもそのような太客を掴めば悠々自適な暮らしが可能になるのです」(同)
YouTubeで登録者数49万人を持つ懲役太郎氏は、今回の事件を起こした女性を頭ごなしにバッシングする社会に対しこう疑問を呈する。
「気になって女性のXを調べてみたのですが、今年で30歳とのこと。複雑な家庭環境で生まれ育ったことや、男性配信者たちとの奔放な男女関係を赤裸々に打ち明けています。2年前にも自宅でやはりオシッコを飲んだことが原因で、一度バンされているようです。精神面を病んでいる可能性を感じる内容でした」(懲役氏)
懲役氏によれば、ふわっちは業界で「配信者の墓場」と言われているという。
「まともな配信者はどんどんTikTokなどへ移っていき、社会で生き抜く力を持たない人ばかり残ってしまっている。弱者の受け皿のような場所になりつつあるのです」(同)
真に批判されるべきは、彼女たちのような人を囃し立て笑っているリスナーたちなのかもしれない。
デイリー新潮編集部