東京・新宿区で70代女性宅に押し入り現金を奪おうとした疑いで外国籍の男が25日に逮捕された。女性は顎を亜脱臼し全治1か月のけがを負った。スマホには日本語の犯行指示が残っており、警視庁は指示役が関わる強盗致傷事件として捜査を進めている。
東京・新宿区の多くの人で賑わう新大久保の繁華街からほど近い住宅街で3月20日、カメラが捉えたのは、大勢の警察官が集まり、騒然とする現場だ。ここで高齢女性を狙ったとみられる強盗致傷事件が発生していた。
そして約1カ月後の25日午前8時頃、東京・新宿署。高齢女性が住むアパートに押し入り、現金を奪おうとした疑いで逮捕されたのは、ウズベキスタン国籍のアジモフ・サルコルベック容疑者(28)だ。
犯行当時、1人暮らしの70代女性が住むアパートに押し入ったアジモフ容疑者は、驚いて転倒した女性に馬乗りになり、手で口を塞ぐなど暴行した。
そして「お金はどこにある」と脅迫した。その後、女性が逃げたため、何も取らずにアパートから自転車で逃走したという。女性は顎の亜脱臼など全治1カ月のケガを負った。
調べに対し、アジモフ容疑者は容疑を認め「生活に困っていた」と供述している。
さらにアジモフ容疑者のスマートフォンからは、日本語で犯行の指示を受けるメッセージが見つかっていて、警視庁は指示役がいたとみて、捜査を進めている。(「イット!」4月25日放送より)